セダム 小さきものたち
可憐に咲き誇るバラや
銀葉を揺らせながら
必死に実を実らせようと頑張っている
オリーブ達の傍らで
そっと佇んでいるセダムが花を咲かせました
オリーブの花が枯れてセダムの上に落ちていました
砂利の間にそっと生きています
踏まれませんように
セダム達を見つめていると
ふっと金子みすゞの詩が浮かびました
わたしと小鳥とすずと
わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい
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