芥川賞&直木賞受賞作決定
芥川賞受賞
◆『爪と目』 藤野可織/著
魂はどこまで無傷のままでいられるのか――
「あなた」への独白が炙り出す未知の母子像!
7月下旬発売なのでまだ読んでいません。
選考委員の評価
「〈あなた〉という二人称が非常に功を奏している。
表向きは優しい人のようにふるまう
(登場人物の)底意地の悪さの表し方などが巧みだ」と評価した。
ん~~読んでみたい
直木賞受賞
◆『ホテルローヤル』 桜木紫乃/著
湿原を背に建つ北国のラブホテル。
訪れる客、経営者の家族、従業員はそれぞれに問題を抱えていた。
閉塞感のある日常の中、男と女が心をも裸に互いを求める一瞬。
そのかけがえのなさを瑞々しく描く。
この作品は読みました。
正直、えっ直木賞って思っちゃいましたファンの方ごめんなさい
きっと、私の読みの深さが足りないんだろうな
個人的には、
原田マハ『ジヴェルニーの食卓』
一押しでした
(読んでいない作品もありますが・・・)
芥川賞・直木賞とは
芥川賞・・・純文学の新人に与えられる文学賞である。
純文学とは、「娯楽性」よりも「芸術性」に重きを置いている小説。
直木賞・・・無名・新人及び中堅作家による大衆小説作品に与えられる文学賞である。
大衆小説とは、「芸術性」よりも「娯楽性」に重きを置いている小説。
私が思うに、芥川賞はわかりにくい表現が多く、
直木賞はわかりやすい小説って感じです
■第149回芥川龍之介賞 候補作品
いとうせいこう『想像ラジオ』文藝春号
戌井昭人『すっぽん心中』新潮1月号
鶴川健吉『すなまわり』文學界6月号
藤野可織『爪と目』新潮4月号
山下澄人『砂漠ダンス』文藝夏号
■第149回直木三十五賞 候補作品
伊東潤『巨鯨の海』光文社
恩田陸『夜の底は柔らかな幻』文藝春秋
桜木紫乃『ホテルローヤル』集英社
原田マハ『ジヴェルニーの食卓』集英社
湊かなえ『望郷』文藝春秋
宮内悠介『ヨハネスブルグの天使たち』早川書房
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