東野圭吾『夢幻花』読了

おちゃめmama

2013年06月03日 23:16




執筆時期が10年ほど前の作品を全面改稿したという本作。

【私の感想】
花=幻覚とも犯人が誰かも予想がつかなかった。
読みが浅かったか(苦笑)。
原発のことにしてもそうだけど、
危険を顧みずに誰かがやらなければいけないことは確かにある。
逃げずに進む道を選ぶには相当の決意がいるだろうが
「負の遺産・・・」のくだりは深く心に刻んでおきたいと思った。

ぼやっとした感想ですみません



【東野さんについて】

今や知らない人はいないくらいの有名人になられましたが
私が東野さんに出会ったのは10年くらい前。
今ほどの人気ではなかった時代です。
はじめて読んだ作品は『手紙』
本を読んで号泣したのは初めて。
私が本好きになるきっかけになった宝物の作品です

2007年11月11日 
日本推理作家協会60周年を記念して開催された
「作家と遊ぼう!ミステリーカレッジ」
http://www.mystery.or.jp/mystery_college/
行ってきました!! 立教大学

東野さんを目の前で見れて幸せでした

そうそうたる作家さんが勢ぞろいで
面白かったです。

70周年記念があれば絶対行く


【読書会活動】

平成19年9月9日
初の読書会開催
最初のきっかけは東野ファンが集まって作品を語り合う場でした。
今は色んなジャンルに幅を広げています。

早くも6年目に突入
現在7人が常時参加
大切な仲間になりました

読書会とはその場で本を読むわけではありません
面白かった本や興味がある本の情報交換の場。
時にはテーマ本を決めて読んだ感想を言う回もあります。

現在は年に3回(GW・お盆・お正月明け)開催



【『夢幻花』について著者コメント】

『歴史街道』から小説連載の依頼がきた時、「私に歴史ものは無理です」と断りました。すると編集者は、歴史ものでなくても、何かちょっとでも歴史に関係する部分があればいいといいます。そこで思いついたのが黄色いアサガオでした。御存じの方も多いと思いますが、アサガオに黄色い花はありません。しかし江戸時代には存在したのです。ではなぜ今は存在しないのか。人工的に蘇らせることは不可能なのか。そのように考えていくと、徐々にミステリの香りが立ち上ってきました。面白い素材かもしれないと思えてきました。

ところが素材は良くても料理人の腕が悪ければ話になりません。何とか連載は終えましたが、あまりにも難点が多すぎて、とても単行本にできる代物ではありませんでした。おまけに、ずるずると出版を引き延ばしているうちに小説中の科学情報が古くなってしまい、ストーリー自体が成立しなくなるという有様です。しかし担当編集者には、「何年かかってでも必ず仕上げます」と約束しました。「お蔵入り」だけは絶対に避けたかったのです。

結局、「黄色いアサガオ」というキーワードだけを残し、全面的に書き直すことになりました。もし連載中に読んでいた方がいれば、本書を読んでびっくりされることでしょう。

しかし書き直したことで、十年前ではなく、今の時代に出す意味が生じたのではないかと考えています。その理由は、本書を読んでいただければわかると思います。

                                                                     東野圭吾



本の感想がちょびっとですみません
是非、読んでみてください

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